東川 隆太郎 先生 (ひがしがわ りゅうたろう)
プロフィール
- 特定非営利活動法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会 代表理事
- かごしまグリーン・ツーリズム協議会 研究員
- 「まち歩き」を活動の中心に据える。従来の観光地のみならず、普段見慣れている景色の中に埋もれている地域資源に注目し、「世間遺産」や「僕立公園」に認定し楽しむ。鹿児島県内の歴史や地理を機軸に、考現学・産業遺産・温泉・廃線・微地形など様々なテーマで自ら案内人として地域を語る。鹿児島の歴史・地理・民俗などがとにかく大好きで、のんびりそれらを調査し、講演などで発信中。
講演内容
東川先生は、鹿児島で観光はモチロン、歴史やジオパークなどの色々なガイドをする中での経験を通して、鹿児島の魅力を熱く語ってくれました。
鹿児島と言えば桜島や西郷隆盛はもちろんですが、徳之島・ロケット打ち上げ基地など、観光だけでなく、ジオパークなど内容てんこ盛りであったように思います。その中でも、西郷隆盛に係わる明治維新の部分に係わる知識の豊富さに圧倒されました。地方にも武家屋敷があること、西郷隆盛の県外に住む私たちが知らない一面を知ることが出来ました。
桜島については、私自身一番興味があった部分ですが、桜島の北側にある姶良カルデラについても触れてくれました。紀伊半島の南東斜面にも、このカルデラよりさらに大きなカルデラがあり、ジオパークとして知られるようになっていますが、桜島を含む「桜島・錦江湾ジオパーク」を訪れてみたいと思いました。
他にも、「ブラタモリ」に出演したこと、天皇をご案内したことなど、楽しく拝聴しました。聞いたことを盛りだくさんで、とても書き切れません。仕事を辞めたら一度鹿児島を訪れよう!そう思わせた90分でした。




安部 信次 先生(あべしんじ)
プロフィール
- つぶら農園主 / (一社)子育てのご近所さんただいまおかえり 理事
- 熱中小学校丸森復興分校 教頭
- 東京農業大学農学部造園学科卒業後、横浜から宮城県丸森町に移住、新規就農し、自然卵養鶏、不耕起栽培田畑を行う。
- 掘っ立て小屋で、電気・水道・ガス無しの生活を3年間続ける。
- これまでに廃材利用の小屋を3軒建て、子どもは自宅出産で生まれる。東日本大震災を機に認定こども園に勤務して保育士資格を取得したり、子育て支援団体を設立して、親子カフェを開催したり、農園を開放して自然体験の場を作っている。
- 詳しくは、ameblo、YouTubeなどで“つぶら農園”で検索。
- 2023年、2024年には有機農業専門家としてアフリカのザンビアに派遣され、コンポスト作りや不耕起栽培の技術を伝える。帰国後は幼児、小学生から大人まで、自身のザンビアでの体験を伝え、異文化交流をしている。
- 好きなこと:昔遊び(折り紙、けん玉…)、工作、紙芝居(紙芝居文化の会会員
講演内容
宮城県丸森町からいらした、安部先生の講演は、前半は東京農大出身の安部先生らしく、自給自足の農業を中心とした生活の紹介、そして後半はJICAでのザンビアとの交流のお話しであったように思います。
宮城県と言えば、私には、大地震の印象が強いのですが、そのことにはあまり触れられなかったようにおもいます。それよりも、掘っ立て小屋(建設費3万?)での、ガス・水道・電気のない自給自足の生活のお話しをされていましたが、私にはそんな悲壮感を持ったお話しでなく、その生活を楽しんでいられたようにも感じました。そして、その中での子育て支援、特に地震による風評被害、その中で暮らしている地域の方の子育て支援と、相談役に立ち上がったこと、そして、「育てやまカフェ」を運営し地域の絆作りに、そして情報交流の場を提供したことを話して下さいました。
そして、後半の農業普及指導員として、ザンビアとの交流に話しが映ると、スライドを多く使って、盛り上がり安部節全快といった甲府でした。とても生き生きとしていたように思いました。自分を信じている人がいる、自分を必要としている人がいる。そんな中に生きがいを見つけているように感じました。






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