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蘇りの地・熊野~小栗判官の伝説が息づく里~

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小栗判官とは

イケメン武士誕生

小栗判官は室町時代の人物で、常陸の国の小栗村(現在の茨木県協和町)の領主である小栗満重(みつしげ)の子で幼名は助重(すけしげ)と言ったそうです。文武両道に秀で、今でいえば、イケメンの格好いい武士ということでしょうか。

逃亡と照手姫との出会い

ところが、応永30年(1423年)、足利持氏(あしかがもちうじ)の軍に攻められ城は落城し、助重は10人の家来とともに落ちのびます。その途中、小栗を探していた神奈川県は相模の国の郡司・横山平安正の嫡男、横山前生安秀(よこやまぜんしょうやすひで)は商人に化けた判官を見つけ、人食い馬「鬼鹿毛」をしかけ、小栗の殺害を図りますが、小栗はこの馬をやすやすと乗りこなしたと言われています。それで諦めない横山大善の謀略にかかり鴆毒ちんどくの入った毒酒を飲まされ、殺害されそうになりますが、これを察知した遊女「照天」の機転により、一命を取り留めた。そして、小栗判官は神奈川県は時宗の本山のある藤沢で、遊行上人に庇護されるが、横山大膳に飲まされた毒酒の影響で、「目も見えず、耳も聞こえず、口も利けず」と言った三重苦の病人「餓鬼病み」・「餓鬼阿弥(がきあみ)」姿になったといわれています。

小栗判官については、歌舞伎などでも取り上げられている関係から、色々な脚色がおこなわれています。このホームページを公開するために、いろいろ調べてみましたが、毒を盛られた場面においても、毒殺されたが、地獄で閻魔大王によって、「餓鬼阿弥」の状態になって、地獄から現世に戻されたという表現もありました。人食い馬にけしかけられたという部分も、脚色された部分かもしれません。また、ある人は、判官はハンセン病にかかっていたという分析もありました。熊野が、貴族だけでなく、老若男女すべてに開放された聖地であったとすれば、ハンセン病の方が、自らの病気が治ることを願って歩いたとしても不思議ではないような気もします。

いざ!熊野へ

同じ頃、遊行上人(ゆうぎょうじょうにん)は、閻魔大王の使者と名乗る者が差し出す書状を読む夢を見た。広げてみると、『常陸国の小栗満重と家臣達が上野ヶ原に倒れている。満重の命だけは救うので急いで向かい、熊野で湯治させるように』と書かれていた。目覚めた上人がお告げに従って弟子と共に向かってみると、野犬や鳥に喰い荒らされる亡骸の中で僅かに手足が動く者を見つけた。満重とみた上人は車に乗せ連れ帰り、『この者は熊野の湯に向かう病人である。わずかでも車を引いて助けた者には千の僧への供養にも勝る功徳が与えられよう』と記した札を車に据え付けた。街道沿いの人々に助けられ熊野に辿り着いた満重は、温泉の効用と熊野権現の霊験により快方に向かった。

上富田町の文化財ホームページによれば、照手姫は上人のお告げを聞き、熊野に満重とともに向かったと記述がありました。また、上富田町の救馬渓観音(すくまだにかんのん)のホームページには、満重が熊野に向かう途中で照手姫と出会い熊野に向かったという記述があります。上富田町にはこの説に基づいた伝説や遺跡があります。
一番大きなものは前述した救馬渓観音にあります。重光を乗せた箱車を-照手姫は紀州田辺にたどり着きます。これから山道に入るため照手姫は車を馬に乗り換える決断をします。ところが、しばらくすると愛馬は病のため倒れてしまいます。そこで照手姫は、馬頭観音をまつる、岩間寺(現在の救馬渓観音)の噂を聞き、参拝し、薬師如来水を馬に飲ませ無心でお祈りをします。すると、馬の病は治癒し旅を続けることが出来たと、言われています。
他にも、下鮎川の熊野古道沿いには、満重や照手姫が立ち寄ったとされる、「花折地蔵」があります。さらに、千人供養塔も判官ゆかりの地とされています。

小栗判官と照手姫が立ち寄った下鮎川「花折地蔵」

管理人 自己紹介

1956年生まれで、和歌山県の紀南地方の田舎に住んでいるお爺ちゃんです。中学校で理科の教師として40年以上働き、2025年現在、退職後も小学校で講師として勤務中です。趣味は、写真撮影とパソコンです。愛機は、Olympus OMD EM1 Mark2 OM-SYSTEM OM5 Fuji XS-10 の三台を使っています。大学時代から古寺を歩き、親父にもらったカメラで写真を撮りました。白黒ですが、自分で現像をしていました。パソコンは現在はマウスコンピュータのデスクトップPCとLenovo社のノートパソコンを使っています。パソコンは大学時代の研究室で使い出したのが最初で。はまってしまって、現在に至っています。元々、これも親父の影響で、物作りが好きで、小学校低学年の頃から半田ゴテで遊んでいました。その関係で、パソコンも自分で作っていましたが、今はBTOパソコンを買っています。

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